人の心に触れる
ワークショップをやっていて思うことは、みんな違うのがとても良いなーって思う。
本人的には満足いかない出来かもしれないけど、僕はそれでも好き。慰めとかそう言うのではなくて(ちなみに僕は美術「2」だから、満足いかない気持ちも、制作自体が嫌いな気持ちも痛いほど分かる)。
表現には色々ある。中には批判されるような危なっかしいものがあったり、怖いものがあったりする。
だけど、大事なことって、それを批判するとか、表現させない、展示しないではなくて、表現された物を通して、表現者の気持ちに一度寄り添うことなのではないかと思う。
なぜその表現をしたのか。作った人がその時に何を感じていたり、考えていたりしたのか。そこに耳を傾けることができたら、断絶ではなくて会話ができるのになーと思う。
価値感が違うから断絶ではなく、違うからこそ耳を傾けて会話するということが、何より大切なことなのではないかと思う。
ワークショップを通して、参加者の作品を見るのが好きなのは、そこに参加者の個性や内なる声のようなものを感じることができるからなのだと改めて思う。
いや、ワークショップに限らないか。
人の心に触れられるもの。
アーツはそういう側面もあるかもしれない。
そんなことを、個性バラバラな制作物を見て感じた。
(仮想)みずとつちの芸術祭2022は、まだまだワークショップがあります。ぜひ気楽な気持ちで参加してみてください。
20日(土曜)と21日(日曜)もあります。