\イベント・レポートvol. 6/ハアフーフ ワークショップ「ホモ・アクアの暮らし~たたき染め~」

参加作家ハアフーフによるワークショップ「ホモ・アクアの暮らし~たたき染め~」を8月21日(日)にゆいぽーとで開催しました。

ハアフーフはメイン会場ゆいぽーとの1階に作品を展示しています。会期中に行う2つのワークショップは、彼らが紡ぐ物語「にゅう潟」の世界の住人「ホモ・アクア」の暮らしがテーマになっています。

今回は、植物を使って布を染める「たたき染め」。ワークショップは、ゆいぽーと敷地内の植物を探しに行くところからスタート。

用意された花やハーブなどの植物以外にも、参加者自身で採取したものを材料に使いました。アーティスト・日比野克彦さんの「明後日朝顔プロジェクト」の朝顔や、ゆいぽーとアーティスト・イン・レジデンス「招聘プログラム2022春季」滞在アーティストの榎本浩子さんが地域の人たちと種を蒔いた植物など、たくさんの種類の草花を採取できました。

まずは試し染めをすることで色の出方などを確認し、慣れてきたところで本番の巾着に色をつけました。植物によって色の濃淡や鮮やかさはさまざま。想像とは違う染まり方をするのも、おもしろい。花や葉などを石でたたく姿は、「ホモ・アクア」そのもの!? 自然と触れ合いながら、植物からインスピレーションを受けて、作品をつくり上げていきました。

さまざまな生物と共に生きる「ホモ・アクア」の暮らしの物語に想いを馳せながら、身近な自然に触れる機会になりました。

文:蟻川小百合(事務局 みずつち市民サポーターズ)

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みずつち市民サポーターズ

正式名称「水と土の芸術祭市民サポーターズ」。水と土の芸術祭をサポートする市民団体として2008年に立ち上がりました。私たちは現在も、地域に根差した芸術文化活動のサポートを目的として活動しています。メンバーも常に募集しているオープンな団体です。新潟市内で活動するアーティストや団体の情報収集・発信、記録集の制作、団体同士の関係づくりのための企画などをおこなっています。

「水と土」によって育まれてきた地域の文化にさまざまな角度から光をあてることで、現代における価値や問いを見出すといった、これまで芸術祭が担っていた一つの役割を、私たち市民が自らの方法によって引き継いでいくことはできないか。多くの人、団体と交じり合いながら、市民の手による芸術祭の開催を模索します。

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