\イベント・レポート vol.1/ 松島菜月ワークショップ「ストーンアート」(山の下神明宮 手水舎アート作品制作)

(仮想)みずとつちの芸術祭2022開幕初日の7月18日(月・祝)、参加作家の松島菜月による「ストーンアート」(山の下神明宮 手水舎アート作品制作)ワークショップをゆいぽーとで開催しました。

作品制作の参加型ワークショップ

松島菜月は、メイン会場の「ゆいぽーと」のほか、サブ会場の「山の下神明宮」、「新潟ユニゾンプラザ」にも作品を展示しており、今回のワークショップは、山の下神明宮のストーンアートの作品制作の一環として行いました。

新型コロナウイルスの影響により神社の手水舎を使うことが控えられ、色鮮やかな花々が飾られた「花手水」は、見たことがある人も多いのではないでしょうか。山の下神明宮では、カラフルで可愛らしいストーンアートが、参拝に訪れた人々の目を楽しませてくれます!

さまざまな想い、個性を集めて一つの作品に

ワークショップでは、大きさ、形も様々なストーンから参加者の方々がそれぞれ好きなものを選び、お花と「トカゲちゃん」の絵にポスターカラーで色を付けていきました。

なぜトカゲなのか?聞いてみると、山の下神社にはトカゲがたくさんいるんだという地元の子どもたちの話を耳にしたからだそうです。アートで新しいものを取り入れるだけでなく、そこにあるものと共存したいという気持ちが「トカゲちゃん」には込められているんですね。まさに今年の芸術祭のテーマである「ハーモニー」が感じられます。

石を素材にしていて、お花やトカゲちゃんの下絵もそれぞれ手書きされているので、そもそも同じものはないのがおもしろいところ。10分ちょっとでスピーディーに仕上げる人もいれば、30分以上かけてお花の色を塗っている人も!作り方にも性格や特徴が表れます。トカゲちゃんを進化させて新種を生み出す人もいました(笑)。

「山の下神明宮」会場で、展示もイベントも!

ワークショップ参加者と作ったストーンアートは、松島菜月の作品《生命の水》でご覧いただけます。山の下神明宮の歴史や雰囲気なども含めて、楽しめること間違いなしです!ぜひご来場、ご参拝ください。今後のプロジェクトの紹介の展示や、すいCREATORSの作品もご覧いただけます。

「ガタカミちゃんを探せ!」の出現ポイントでもあります。どこに隠れているでしょうか、見つけてください!また、9月17日(土)には山の下まつりが行われる予定です。芸術祭のイベントも計画していますので、お楽しみに!

文:蟻川小百合(事務局 みずつち市民サポーターズ)

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みずつち市民サポーターズ

正式名称「水と土の芸術祭市民サポーターズ」。水と土の芸術祭をサポートする市民団体として2008年に立ち上がりました。私たちは現在も、地域に根差した芸術文化活動のサポートを目的として活動しています。メンバーも常に募集しているオープンな団体です。新潟市内で活動するアーティストや団体の情報収集・発信、記録集の制作、団体同士の関係づくりのための企画などをおこなっています。

「水と土」によって育まれてきた地域の文化にさまざまな角度から光をあてることで、現代における価値や問いを見出すといった、これまで芸術祭が担っていた一つの役割を、私たち市民が自らの方法によって引き継いでいくことはできないか。多くの人、団体と交じり合いながら、市民の手による芸術祭の開催を模索します。

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